津保谷の田んぼの中に生活する「地域おこし協力ライターT」が紹介します。
今回はかみのほゆず株式会社で販売されている「青ゆずこしょう」についてお伝えします。
津保谷の北部、上之保(かみのほ)地域は、人口約1600人で、約650世帯の小さな町です。
※データは平成29年10月1日現在のものです
世帯数の約3分の1にあたる約200軒の農家さんが柚子を栽培しています。
そんな「ゆずの町上之保」で作られた柚子を集荷・加工(一部製品)・販売を行っているのが「かみのほゆず株式会社」です。
かみのほゆず株式会社については、コチラ→http://www.kaminohoyuzu.co.jp/
さて、緑色の柚子(ゆず)があることを知っていますか?
えっ?柚子って黄色だけじゃないの?と思われた方がほとんどだと思います。
それもそのはず、緑色の柚子は黄色になる前の状態で、柚子が黄色になる直前に黄色のゆずと同じくらいの大きさになるときにしか収穫できません。さらに、緑柚子の収穫量が黄色柚子の収穫量に直結してしまいます。
そのため、収穫時期が1週間ほどしかなく、わずかな量しか収穫されないというわけなのです。
緑色の柚子は「青柚子」と呼ばれています。
かみのほゆず株式会社では、ゆず茶やドレッシングなどで見かける柚子製品は黄柚子で作られており、青柚子は、こしょうと表面の皮だけを使用した「青ゆずこしょう」のみしか使用されません。
かみのほゆず株式会社で販売している「青ゆずこしょう」がどのように出来ているか簡単に紹介したいと思います。
①「青柚子」と「こしょう」を収穫します。
こしょうは人差し指ほどの大きさです
収穫された「青柚子」と「こしょう」はゆず加工所に持ち込まれます
②こしょうは秘伝の方法で加工します。
青柚子はきれいに洗い、傷がついた部分を丁寧に取り除きます。
この手間は、農薬を使わない方法で栽培しているからですね。
③表面の青い部分だけをおろしがねで削ります
④削ったゆずと秘伝の方法で加工されたこしょうを練り混ぜてペースト状にします。
⑤瓶詰めをし・・・
⑥ラベルも貼り・・・
ついに「青ゆずこしょう」の完成です
ここ、柚子加工所では、取材当時は4人しかおられませんでしたが、普段は、ほとんど地元在住の5人の女性が働いておられます。
オール上之保産・オール手作り・オール減農薬 3オールがそろった「青ゆずこしょう」。
王道の鍋に入れるのはもちろんですが、野菜炒めに入れてもよし、焼き肉に巻いてもよし、
聞くと、地元では、餃子のタネに練りこんで隠し味にしているのだとか・・・
食べた人は、みんな口をそろえてこう言います。
「一回入れたらクセになって入れずにもう食べられない!」
津保谷を流れるきれいな水で作られ、手間ひまかけて精いっぱいの愛情が込められたピリッとパンチの効いた「青ゆずこしょう」をぜひ一度ご賞味ください。
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