いらっしゃいませ!地域おこしライターえさゆうです♪
と、地域おこしライターのTです!
突然ですが、みなさま!
津保谷には三十三観音が集中して造立していることはご存知ですか?
え?三十三観音を知らないって?
これですよ!コレ♪
一石に三十三の観音様を浮き彫りにした像のことです。
写真中央の大きな石に注目!この中に三十三の観音様がいます。
ふつうの観音像は、石に一体ずつ像を浮き彫りにしたものが多いのですが、津保谷の像は、なんと三十三体も!
一度拝めば三十三倍の御利益!うれし~♪
一石に三十三の観音様を浮き彫りにしたものは全国的にも数少なく、
中部地方では美濃・伊那・三河地方に38基。そのうち11基が津保谷に集中しています!
上之保に9基、武儀に2基
なんと津保谷の信仰深いことか!
11基の観音像は、それぞれ彫刻・形・付属物などが異なっていて、造られた時代も様々。おのおのの味わいを出しているんです!
それでは、さっそく見ていきましょう♪
①鳥屋市・倉洞の三十三観音【上之保】
上之保地区内9基の三十三観音で最も新しい造塔。
造立1864年。塔高186センチ、胴幅69センチ。6列5段3頂尊。
②鳥屋市・井谷の三十三観音【上之保】
石窟の崩壊の危機にさらされていたが、平成6年に修復された。
造立1817年。塔高161センチ、胴幅74センチ。6列5段3頂尊。
③鳥屋市・上田畑の三十三観音【上之保】
上之保地区の三十三観音の中で、唯一笠が載っていない。
造立1827年。塔高157センチ、胴幅59センチ。7列4段5頂尊。
像は一体一体表情が違うんです!
④行合・戸丁の三十三観音【上之保】
野立てでありながら彫りの深さ、鮮明さが目立っている。
造立1844年。塔高180センチ、胴幅77センチ。6列5段3頂尊。
⑤行合・本郷の三十三観音【上之保】
像は女性的に浮き彫りにされている。
造立1738年。塔高151センチ、胴幅75センチ。6列5段3頂尊。
⑥川合・古場の三十三観音【上之保】
西国三十三観音全38基中、最重量級。
造立1712年。塔高205センチ、胴幅71センチ。5列6段3頂尊。
⑦明ヶ島・小野の三十三観音【上之保】
昔は石窟の中に祀られていたが道路改修によって現在地に。
造立1816年。塔高151センチ、胴幅57センチ。5列6段3頂尊。
⑧川合・横腰の三十三観音【上之保】
ブロックつくりの上屋をかけた中に6体の石仏群と一緒に祀られている。
造立1807年。塔高130センチ、胴幅53センチ。6列5段3頂尊。
⑨宮脇・和田野の三十三観音【上之保】
12月の第1日曜日に盛大な祭りが開催される。現在も手厚い供養が続けられている。
造立1747年。塔高202センチ、胴幅106センチ。5列6段3頂尊。
ここまでが上之保の9基。ここから先は武儀の2基に移動ですよ~♪
①雁曽礼の三十三観音【武儀】
明治のはじめ岩山崎より、 遷座したものと伝えられている。
②祖父川の三十三観音【武儀】
頑丈な石室に建てられている。
上之保の三十三観音も、武儀の三十三観音も少しわかりにくい場所にあったりします。
訪問の際はこちらまでご相談ください。
三十三観音マニアの担当者が案内してくれますよ♪
ではでは~♪