こんにちは♪
上之保地域おこしライターのたなきゃめらです。
4月1日、関市上之保鳥屋市地区にて、毎年恒例の春祭りが執り行われました!
お祭りの流れから紹介します♪
集会所前で笛や巫女の太鼓に合わせて獅子が舞い、
その後、諏訪神社と
不動堂前、
白山神社へ自治会長や警護を先頭に白面・黒面を被った棒振り・巫女など計24人が行列をつくって練り歩き、各所で同様のことを行われました。
白山神社での様子♪
住民でもいつから始まったかわからないほど長い歴史があります。
現在では、上之保の多くの地区が4月1日に行われています。以前は、各地区で祭事の日にちが決まっていて、日にちが重ならないようにしていたそう。
それは、上之保地域住民が各地区のお祭りに行けるようにするためです。
例えば鳥屋市住民が明ケ島のお祭りに行くということは当たり前で、お互いのお祭りに行き合う暗黙のルールのようなものがありました。
そのため上之保全地域から見物客が訪れ、50年ほど前までは屋台が出ていたり、上之保を離れて住む鳥屋市出身者のための専用バスが出ていたりしたほど賑わいがありました。
15年前まで鳥屋市には小学校があり最大で189名の児童が在籍していました。巫女と大太鼓は4人の小学生(以下:子役)が行っています。子役をした家庭には無病息災などの御利益があるとされ、各家庭の両親にとって憧れの存在でした。しかし、次第に子どもは少なくなり、憧れとはほど遠い存在になりつつありますが子役に対する信仰心について地域内で語り継がれていることや「子役は欠かせない存在」だという地域住民の強い想いは変わらず、わずかに住んでいる子どもや同地区出身の娘婿夫婦の子どもや孫に頼んで人数を確保し子役の役職を維持しています。
地区内に住む方は「よく知り合いからおけ(止めろ)と言われます。先人から受け継いだ伝統を止めるわけにはいかないです。将来、人数が確保できなくなるかもしれないです。上之保外に住む人を公募したり、祭りに関わる人数を減らしたりしてでも続けていきたい」と想いを語っています。