いらっしゃいませ!地域おこしライターえさゆうです♪
天皇陛下の生前退位により、元号平成も2019年4月末までとなりました。
平成の元号により、もっとも盛り上がった地は、岐阜県武儀町(現関市武儀地域)と言えるかも知れません。
平成の幕開けは、武儀町(現関市)から!
武儀町は、読み方は違っても、全国で唯一元号と同じ地名(平成=へなり)が存在したことにより、一躍脚光を浴びました。
「すんげぇ騒ぎやったわ」
「そりゃあ、びっくらこいた」
ときは、昭和64年1月7日、午後2時35分。
当時の官房長官、小渕恵三氏が「平成」と記された一枚の色紙を掲げた瞬間、岐阜県の武儀町平成地区(現関市)は、日本で一番注目されるまちになりました。
「平成とは、どんな場所であるのか見ておきたい・・・」
当時、地区住民35人の平成地区に、マスコミと観光客が大挙して押し寄せました。
平成地区では、幅4メートルほどの町道に、多い日では1,000台の車が列を作り、交通整理や駐車場の確保に大忙し。
「平成に来た記念に」と、金色のテレホンカード、平成林道プレート、平成しいたけクッキーなどを販売。
「平成」と書かれたグッズであれば、何でも飛ぶように売れました。
その後、武儀町平成地区を訪れる観光客の流れは、改元後1~2年ほど続きました。
この平成フィーバーをきっかけとして、武儀町の未来も新しい考え方で構築しなければという気運が盛り上がり、
武儀町は「地球でいちばん素敵ないなかまち」をキャッチフレーズに、人と自然の共生を追求。エコーとユートピアの合成語「エコピア構想」を打ち出し、手作りの村づくりを目指しました。
平成元年には、八滝ウッディランドが開園。
※以下2018年現在の写真を掲載していきます。
平成3年には、村おこしの一環として日本平成村を立村(武儀町が日本平成村を宣言し、理想郷を築きあげようと決意)しました。
平成3年1月8日、竹下内閣による「ふるさと創生1億円事業」を元に、平成地区に「元号橋」を竣工。
平成6年には、花街道センター(現道の駅平成)が完成。
花街道センターの売店では、武儀町の特産品「原木しいたけ」や「椎茸すなっく」、その他みやげものなどを販売。
花街道センターは、平成8年に「道の駅平成」として登録され、年間60万人以上が訪れる観光拠点となりました。
平成7年には、平成自然公園(モニュメントの森)が完成。
平成の自然を一望できる展望台(※現在は立ち入り禁止)や、ログハウスの休憩所、遊具などを整備しました。
その後も、武儀町生涯学習センター(現関市武儀生涯学習センター)や、
平成12年には、武儀町北西部の水成地区が人口重心地となり、地区内の水晶山に遊歩道やモニュメントなどを整備。
武儀町は、「何も無かったまち」から「人と自然が共に生きるまち」へと生まれ変わりました。
しかし、平成17年に武儀町は閉町。
市町村合併により、岐阜県関市と合併しました。旧武儀町は、V字型の地形をした関市の東ウイング中ほどにあります。
そして、2018年5月1日。改元まで残り1年となった日に、「ありがとう!平成時代」と銘打った感謝イベントが道の駅平成で開かれました。
イベントでは、サンクスボード除幕式や、武儀オリジナルキャラクター発表&表彰式、地元保育園児のダンスショーなどが開催されました。
平日開催にも関わらず、各報道メディアや500人を超えるお客様が詰めかけ、たいへん盛り上がっていました!
▼開催レポートはコチラ▼
2017年12月、元号のまち「平成」から、新元号へバトンを渡すため、旧武儀町内の事業所が一丸となって「ありがとう!平成時代実行委員会」を結成。
元号平成から受けた恩恵に感謝しつつ、イベント企画・商品開発などが進められています!
ありがとう!平成時代。
これからも平成(武儀町)に大注目ですね!
※今後のイベントや商品開発情報などは、ありがとう!平成時代公式HPをチェックしてください♪随時更新予定です!
ではでは~♪
ありがとう!平成時代実行委員会 問い合わせ先
関市武儀事務所 TEL:0575-49-2121
公式HP:https://peraichi.com/landing_pages/view/arigatou-heiseijidai