いらっしゃいませ!地域おこしライターえさゆうです♪
2018年7月22日、関市武儀地域の大門地区で開かれた「城山祭り」を取材しました!
この祭りは、100年以上続けられている地域の伝統的な行事。毎年7月の第3週または第4週の日曜日に開かれ、きゅうりやスイカなど水分が多く含まれたものを持って山を登り、頂上で神事を執り行います。
関市武儀地域は、26地区から構成。今回舞台となった大門地区には、スーパーや薬局、ホームセンターなどが立ち並び、市民の買い物場所として親しまれています。
ちなみに、ドチロンベ伝説で有名な清兵衛渕も大門地区にありますよー!
早朝6:00に自宅を出て大門集会所(岐阜県関市下之保2322)へ。さすがに夏ですね。早朝にも関わらず、かなり明るくなっていました!
出発は午前6:30。白山神社脇の登山口から城山頂上を目指します!地元の方に聞きますと、城山は標高300m程の山であり、片道1時間ぐらいで登れるとのこと。
この時点で、かなりの汗・・・。連日猛暑日が続く武儀地域ですが、暑さに負けず頑張って登りますよー!
今回の城山祭りは、6歳から76歳まで22名が参加。
登山口から10分ぐらいは、かなり急な斜面が続きまして(もし登られる方は、登山靴と杖を用意した方が良いです)えさゆう、いきなり膝が大爆笑しそうでした(笑)
登山開始2分で休憩が取りたくなりましたが、6歳の子どもと、76歳で登られる地域の達人を目の前に、そんな弱音は吐いていられません・・・
カミキリムシのお出迎えサービスも。夏ですねー!!
都会では、なかなか目にすることがない虫ですが、見られてよかった。キューキュー言っていましたね(笑)
城山の登山道は、わかりやすい一本道が続きます。
ところどころ落石の心配がある箇所は、落石防止柵が張ってあります。
ただ、ひたすら頂上を目指し一歩一歩。スタート時は、隊列を作り、一斉に登り始めましたが、山の中腹ぐらいからは各自マイペースに切り替え。
頻繁に水分補給の休憩を取ります。この城山、登山道が木陰になっていてありがたい!直射日光が当たることは少なく、上に登れば登るほど気温が下がっていきました。
登り始めて約1時間・・・
ようやく頂上に到着!!
たくさんの方がいてビックリ!中には、涼しいうちに登ろうと朝5:00から登山開始された方もいました。
神棚とお供え物がありますね!
山には水気のあるものが少ないため、水分が多く含まれるきゅうりやスイカなどが供えられるようになったそうです。
さて、ここからは神事が始まります。
とても神聖でした!山の頂上で執り行う神事は、かなり珍しいのではないでしょうか。
神事中、あたり一面にやさしい空間が広がっていました。
神事のあとは、お供え物を大切にいただきます。
地元の方同士がコミュニケーションを取る大切な場でもあります。えさゆうも、たくさんの方から貴重なお話を聞かせていただきました。
下山前に、記念撮影パシャリ♪
さわやかな表情されていますね!みなさん、お疲れ様です!この祭りを100年以上も続けられていること、本当に素晴らしいことだと感じました。
下山中、振り向きざまにもパシャリ♪みなさん、写真慣れしました(笑)??カメラ目線でポーズをとってくださっている方も!
みなさん楽しそうですね!下山は、軽やかな感じで進んでいきました。
が・・・・
何名かの方は、「山の中腹にある重さ10kgほどの観音像を背負って下山する」というミッションが残されています。
城山中腹の洞穴の中に神棚があり、観音像は祀られています。
なぜこのような場所に神棚があるのか?地元の方でも、はっきりとした理由はわからないということでした。
観音像がある洞穴までの道はとても急になっています。
ここを登りきるだけでも一苦労。えさゆうもズルズルと何度か足を取られてしまいました。
神棚から観音像を取り出し、
しっかりと括り付けて、
背負います!
これは、かなり重そう!特に大きいほう!地区内でも若手の方が背負って下山されていました。
体勢を低くして、少しずつ進みます。
ふつうに下山するだけでも大変だったので、本当に頭が下がります。観音像は、お彼岸を過ぎたころに山に戻されるそうです。
下山が完了したころには、さわやかな朝が広がっていました!
えさゆうのような「よそ者」にも、とても親切にしてくださった大門の方々。やさしく、情熱に溢れる方が多く、とても魅力的でした!
今回、この貴重なお祭りにお声がけいただいた三輪プレスの三輪繁一社長、
えさゆうと一緒に登って下さった、伝説ロマンウォークの会の丹羽政則会長。本当にありがとうございました!
城山祭りが今後も末永く続いていくこと、若い方々がしっかりと受け継いでいってくださることをお祈りしております!
ではでは~♪
取材先
城山祭り(2018年7月22日)
関市武儀地域大門地区。