いらっしゃいませ!地域おこしライターえさゆうです♪
岐阜県関市武儀地域のパッションフルーツ畑(関むぎパッションフルーツ組合が管理)では、受粉作業がスタートしました!
わたくしえさゆうは、2018年から関むぎパッションフルーツ畑を取材させていただいているのですが・・・
最初にこれだけは言わせてください!!
2019年の関むぎパッションフルーツは、大収穫まちがいなしです!!
なぜ、そんなことが言えるのか?
それは、苗の成長や花芽のつきかたがすごく順調だからです♪
2018年は、豪雨被害や干ばつ、台風の影響があったため、大がつくほどの不作でした。
2019年は、昨年獲れなかった分も回収できるように、愛情込めてパッション栽培が行われています!
さてさて、今回は、関むぎパッションフルーツ畑の受粉作業をレポートしていきたいと思います!
武儀地域のパッションフルーツ栽培の場合、毎年4月後半から苗を植え付けて、6月後半から7月中旬にかけて受粉作業を行います。
パッションフルーツの受粉作業は、その作業の成否によって、その年の果実が実るかどうかが別れる大事な作業です。
パッションフルーツの花は、一日花。その名の通り一本の花は一日しか咲かず、何度も咲くことはありません。
関むぎパッションフルーツ畑の場合、朝9時ごろから花が咲き始め、日が暮れると閉じます。
花が開花している間に受粉が成功しなければ、果実が実ることはありません。
パッションフルーツは、自然のままに自家受粉も可能ですが、人の手で受粉させることによって結実率がグンと上がります。
パッションフルーツの花には、「おしべ」が5本、「めしべ」が3本あります。
おしべには、花粉が着いており、これをめしべの裏側に付着させることによって受粉が完了します。
花粉をめしべに付着させる際は、筆を使っても良いですし、指で行ってもOK。
ただ、めしべは柔らかく繊細ですので、チカラの入れすぎには注意します(めしべが折れてしまうと、実らなくなります)。
ちなみに、受粉のベストタイミングは、めしべがググっと寝てきたころ。
開花したばかりのめしべは、3本とも上を向いていますが、時間が経つにつれて寝ていきます。
「めしべがググっと寝てきて、おしべに近づいたころ」を逃さずに受粉させることが、結実させるための秘訣です。
個体差があり一概には言えませんが、おおよそ11時から13時ぐらいにかけてめしべが寝てくるようです。
受粉が成功したかどうかは、翌日にはわかります。閉じた花をそっと開けてみて、子房が緑色になって膨らんでいれば受粉が成功しています。
人工授粉を行った場合、ほぼ100%の確率で結実しますが、まれに失敗することもあります。
受粉に失敗した場合は、子房が黄色くなり膨らむことはありません。そして、いずれ枯れてしまいますので、受粉に失敗した花は摘花します。
関むぎパッションフルーツ組合の畑では、露地栽培を採用しているため、屋外の畑で受粉作業を行います。
6月後半にもなると、パッションフルーツ畑を照らす日差しも強く、屋外での受粉作業はなかなか大変です。
しかし、受粉作業を怠ってしまうと結実が少なくなってしまうため、根気よく作業が続けられています。
南国フルーツのイメージが強いパッションフルーツですが、実は、関むぎパッションフルーツ畑が本州最大規模の「露地栽培面積」をほこります。
ハウスではなく露地で育った関むぎパッションフルーツは、世界有数の糖度と質が自慢。本当に美味しいので、ぜひぜひ食べてみてください♪
2019年の収穫は、8月下旬ごろを予定しています。
もう一回言いますけれど、大収穫まちがいなしですよー!!
ではでは~♪
関むぎパッションフルーツ組合
電話:0575-49-3003
住所:岐阜県関市中之保6274番地2(有限)古池商事内