いらっしゃいませ!地域おこしライターえさゆうです♪
2019年7月9日(火)、関市武儀地域を流れる津保川で鮎の友釣り体験が開かれました!
※当初は、2019年7月3日(水)に予定されておりましたが、雨天のため順延しました。
このイベントは、津保川中学校の2年生が鮎の友釣りを体験するもので、津保川漁業協同組合の協力のもと行われました。
2019年は、津保川中学校2年生の生徒23人が参加。2018年は豪雨災害のため開催中止となっていますが、今年で6年目の取り組みだそうです!
津保川中学校の生徒1人につき、1人の漁協組合員が付き添い、鮎の友釣り体験がスタート!!
漁協組合員の方々は、鮎の友釣りの大ベテラン。そして、津保川を知り尽くした川の達人でもあります。
そんな方々にマンツーマンで教えていただけるなんて、本当にありがたいことですよね!
鮎の友釣りとは「鮎を鮎で釣る」ということ。ふつうの釣りは、ターゲットとなる魚が好む生エサやルアー等を使って魚を誘いますが、日本の伝統漁法である「鮎の友釣り」は、鮎を釣るための鮎(おとり鮎と呼ぶ)を使う一風変わった釣りなんです。
おとり鮎の「おとり」とは、文字通り囮のこと。
おとりの仕掛け方は、①生きた鮎の鼻腔にハナカンを通し、②サカサバリを尻びれの付け根に打ちます。
サカサバリには「掛けバリ」が繋がっており、この掛けバリが野鮎に引っ掛かることで鮎を釣り上げます。
鮎は川底に生えた苔を主食としており、自分の食べる苔を確保するために自分のテリトリーを持つ習性があります。
おとり鮎を使って、野鮎のテリトリー内へうまく侵入させることで、自分のテリトリーから追い出そうと体当たりしてきた野鮎に掛けバリが引っ掛かります。
1匹の鮎をおとりとして使い、もう1匹を釣り上げるという漁法が「鮎の友釣り」。
漁協の方々からは「掛かったときの感覚がやみ付きになる」と教えていただきました。
鮎の友釣りのキモは循環にあるそうで、「おとりをいかに元気に保つか」が重要だそうです。
おとり鮎で元気な野生の鮎を釣って、今度はその鮎をおとりとして使う。この好循環を生み出すことが出来れば、釣果も上々とのこと。
逆に、なかなか釣れずにおとり鮎を弱らせると悪循環が始まってしまうそうです。
ちなみに、おとり鮎が元気に泳ぎ回るかどうかは、おとりの仕掛け方に左右されるとのこと。
自分のテリトリーに入った鮎を体当たりで追い出すほどアグレッシブな鮎ですが、実は非常に繊細で弱りやすいという性質をもっています。
そのため、おとりは手早く仕掛ける必要があります。もちろん、津保川漁業協同組合の方々は華麗な手つきでおとりを手早く仕掛けていらっしゃいました!!
2019年の友釣り体験には、尾関健治関市長も訪れましたよ♪
「市長、鮎は釣れましたか?」とのえさゆうの声かけに、無言のグッドポーズで応えていただきました(笑)。
地元中学生にとっても、市長と触れ合う機会はとても貴重だな~と感じました!
2019年の「鮎の友釣り体験」では、7名の生徒が鮎を釣り上げました。
参加した中学生からは、「鮎が掛かったときの引きがすごかった」「竿が重たかったけれど楽しかった」「また夏休みにチャレンジしたい」との感想を聞くことができました。
鮎の友釣りが楽しめる津保川がそばにあること、豊かな生態系が守られていること、津保川漁業協同組合の方々から鮎の友釣りを教えていただけること、本当にすばらしいことと感じます。
この取り組みが、ずっとずっと続いていくことを願っています!
ではでは~♪
鮎の友釣り体験in津保川
日程:2019年7月9日(火)9:00~11:30
※2019年7月3日(水)から雨天順延
参加生徒:津保川中学校2年生23名